公演案内
lineup
作品紹介
博多座6月「桂文珍独演会」
芸歴55周年の上方落語界の“二刀流”
脂の乗った高座に期待!
芸歴55周年を迎える上方落語界の重鎮、桂文珍が今年も博多座へやって来ます!
博多座での独演会は3年連続3回目。昨年も古典と新作の〝二刀流〟で満場の客席を沸かせ、さらに、米大リーグの大谷翔平選手を模した紙の兜姿で登場し、観客を喜ばせました。そのサービス精神はますます盛ん。今年も古典と新作を引っ提げて初夏の博多へと乗り込みます。
「文珍落語」の魅力は、その鋭い時代感覚にあります。75歳の現在も、政治や経済、科学、スポーツと幅広い分野にアンテナを張り巡らし、常に時代の動向を敏感にキャッチ。昨年は、LGBTQなど性的少数者をテーマにした新作落語を披露し、AI(人工知能)「チャットGPT」に落語を創作させるなど挑戦を忘れません(ちなみに、AIが創った落語は「全く面白く無かった」とのことで、「落語はAIに負けない」とますます意気盛んです)。
古典でも、伝統の世界観を尊重しつつ、その中に現代的な視点、現代社会への批判を一さじ入れるのが「文珍流」。それによって、江戸の長屋の物語が一気に現代の私たちにも身近な物語となり、古典落語の世界が生き生きと眼前に迫ってきます。
文珍落語のもう一つの特徴は、日常に向ける温かいまなざしです。自ら創作する新作でも、日常の中で誰もが感じる違和感や面白さをすくい取り、「あるある!」と共感と笑いを誘う手腕はさすがです。
数々の賞を受賞し、押しも押されもせぬ上方落語の重鎮であり、また、2010年には紫綬褒章を受けるなど、名実ともに日本を代表する落語家となった今も、その気さくな人柄は変わりません。時にはオチの前に自身が吹き出してしまうおちゃめな一面も健在です。社会に対する批判精神を緩急自在の柔らかな語り口とだじゃれにまぶした笑いには、計算と優しさが詰まっています。
70代を「落語家の黄金期」と話す桂文珍。70代半ばを迎え、まさに今が聴きどき!円熟の芸と、いい意味で力の抜けた楽しい高座をご堪能ください。芸歴55周年の今年は、記念ツアーで全国を回ります。6月の博多座では果たしてどんな高座を見せてくれるのか。脂の乗った文珍落語に、どうぞご期待ください。
スタッフ
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- 製作
- 吉本興業
上演時間
約3時間(休憩含む)
※時間は前後する場合がございます。何卒ご了承くださいませ。
チケット・スケジュール
スケジュール
2024年6月25日(火)
日付 | 開演時間 | |||
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昼の部 | 夜の部 | |||
25(火) | 16:00 |
※貸切公演が入る場合がございます
料金(税込)
A席 | 6,000円(1階・2階席) |
B席 | 4,500円(3階席) |